派遣のデメリット

派遣薬剤師となると終身雇用の正社員とは異なり、契約期間が定められてしまいます。これはある一定の期間だけ勤務したいという短期での仕事には大きなメリットになりますが、 こういった契約期間が定められてしまっているゆえのデメリットも存在します。

そのデメリットの最たるものは、職が安定しないということに集約されます。一定期間の雇用は派遣薬剤師となることで担保されますが、 その期間が満了した後で再雇用されるかどうかはそのときになってみるまでわかりません。契約が一新されることもありますし、再雇用は行わないというケースもよくあります。 その際には再び自分のニーズに合った派遣先探さなければならなくなります。理想的な求人というのは概して競争率が高いため、こういった就職活動を定期的に行い続けなければ継続的に収入を得る ということが難しいのが契約期間の定まっている派遣薬剤師のデメリットです。
また、派遣社員というのはキャリア上でも正社員よりは低く見られてしまいがちであり、数年間働いた後で、あらためて正社員として働きたいと考えた場合に、同じ期間、 別の場所で正社員で働いていた人や新卒の人に比べて不利になりがちです。

収入

職が安定しないため、派遣先を転々としなければならないというリスクもあります。派遣先が地域というレベルで大きく違った場合にはその都度引越しをする必要すら生じ得ますが、 それは勤務先をうまく選択することで回避できるかもしれません。それよりも大きな負担となるのは、業務内容が派遣先が変わるたびに変化する可能性が高いという点です。 毎回、新人として様々な業務上のルールや観衆を身につけていかねばならず、それを短期間で習得できないと短期雇用者として活躍することができず、再雇用へとつながる道が狭められてしまいます。 契約期間が特に短い場合にはそういった様々な業務への柔軟性が必要とされてきます。

一方、契約期間があることデメリットの別の側面として特別に短期であるときの福利厚生の問題があります。厚生年金保険や雇用保険は雇用契約期間が短い場合には会社が負担する必要がなくなるため、 全額負担になってしまうケースがほとんどです。この他にも託児所や定期健康診断などの福利厚生も短期間の派遣薬剤師の場合には受けられない場合もあるので注意が必要です。 このように、派遣薬剤師は契約期間があることによって自由度がありますが、その分だけリスクを抱えることになるのです。