派遣と正社員の業務の違い

薬剤師のニーズがさまざまな場所で高まるにつれて、正社員としての雇用に加えて派遣薬剤師を採用することが広まってきました。派遣薬剤師の場合には一般的には勤務時間が短縮され、 短期雇用になっている場合が多いですが、薬剤師としての専門性が必要とされる業務に携わることができます。

調剤

派遣社員と正社員ではその業務内容に多かれ少なかれ差異があります。派遣社員は大きく分けるとコンスタント派遣とスポット派遣に分類されますが、これらの種類によってもその内容が大きく変わります。 コンスタント派遣では通常、数ヶ月から数年程度の期間、週に数回勤務といったある程度固定化されている勤務日数と勤務時間で派遣されます。このため、定期的に社員が出勤してくることが担保されるため、 業務内容としても病棟業務を含む調剤や服薬指導といった正社員と同様の専門性を必要とする業務を行うことがほとんどです。

一方で、スポット派遣の場合には比較的自由な時間に勤務することができる一方で、依頼先から見ればいつ出勤してくるか安定した保証がないということになります。 そのため、正社員と同様の業務を行うことは稀であり、調剤補助や書類や在庫確認の補助といったサポート的な役割を果たす業務を任されることが多いのが実情です。 こういった業務にはあまり専門性が必要とされないようにも感じられますが、医薬品に対する確かな理解があることが必須であり、薬剤師の資格を有する必要がある程度の専門性を要求されます。

派遣の種類によって大別するとこのように考えられますが、実際のところは契約の形次第であるということが否めません。企業で治験を行う場合や特許に関する業務が必要になった場合に 臨時で人員が必要になったときに募集するようなものもあります。こういった場合には正社員が行わないような患者さんとの一対一での仕事を行うことになったり、 特許に関する仕事を請け負うようになる場合もあります。また、ドラッグストアのように在庫管理やOTC薬の服薬指導という立場に立つ場合には正社員とアルバイトの中間のような立ち位置になります。

一方、求人の状況によっても業務内容の違いを見ることができます。コンスタントに募集している場合には正社員同等の業務となることが多いですが、コンスタントに募集している求人でない場合には臨時の内容の可能性があります。 そういう場合には特にどういう業務ないようになるのかを確認することを念頭においておくべきでしょう。